マンションでもリフォームできる? 出来ることと、出来ないこと

リフォーム

こんにちは。京都市山科区のアストライドリフォームです。新築マンションを購入されてしばらくお住まいの方、または、中古マンションを購入して引っ越し前にリフォームしようかなとお考えの方、「マンションの場合は、どのような工事が出来るの?」と疑問に思うことはありますよね?

たとえばの話ですが、邪魔だからと言ってコンクリートの柱を削ってしまうと、建物全体が弱くなってしまいます。そういうことが起こらないように、ほとんどのマンションで鉄筋コンクリートの部分はさわれないことになっています。逆に、コンクリートよりも内側の部分は「自分の物」ということで、自由にリフォームできることが多いです。規約の内容はマンションごとに異なりますが、おおむね次のような内容になっているかと思いますので、参考として見てください。

出来ること

  • 壁紙の貼り替え
  • 床の貼り替え
  • 家の中のドアの交換
  • 内窓の取り付け(窓の内側にもう一つ窓を付けて二重窓にする)
  • キッチン・お風呂(ユニットバス)・トイレ・洗面台の交換
  • 間取りの変更(間仕切壁(コンクリートではない壁)の撤去、壁の新設)
  • (段差を無くすために)床の高さを上げる
  • 下駄箱・押入れなど、造り付け収納の解体

出来ないこと

  • 玄関ドアの交換
  • 窓(サッシ)の交換
  • コンクリートの柱・梁・床(天井)を一定以上傷つけること
  • ベランダやポーチの、塗替え・貼り替えなど
  • 面格子の交換

その他、周りの家に迷惑を掛けないように、床に使用する材料の遮音性能が指定されていることが多いです。規約に「遮音等級 LL-45以上の床材を使用」と書かれていれば、数字の部分が45か40の商品を選べば大丈夫です。お隣さんとの距離が近いぶん、規約は無くとも防音には気を遣いたいですよね。

「水回りの位置は変更出来ますか?」というのはよくある質問です。移動は出来るのですが、移動距離が大きいと「床が20㎝高くなりますよ」ということもありえます。これは排水管に傾斜が必要な為です。最終的に排水出来る場所(共用の排水管)は決まっているので、水回りを遠いところに置こうとすると高さを上げる必要が出てくるかもしれません。向きを変えるだけや、数メートルの移動なら問題ないことが多いです。

ベランダやポーチは、「みんなの持ち物だけれども、自分だけが使うことが出来る」という状況で、個人ではリフォーム出来ないようになっています。いつでも元に戻せるような、置き型のウッドデッキや人工芝なら可能かもしれません。

細かい部分はマンションごとに異なるので、管理規約の確認が必要になってきます。お手元に冊子が無ければ、管理人さんや管理会社に聞けば見せてもらえるはずです。このあたりのことは、リフォーム会社とある程度話を進めた後で良いのですが、余裕を持ったスケージュールを立てられると良いですね。

鉄筋コンクリートの建物は骨組みが長持ちするので、内装や設備機器をリフォームすればまだまだ安心・快適に暮らせる可能性はあります。

工事期間は内容によりますが、一部屋の壁紙の貼り替えなら数日~、スケルトンにして全体のリフォームなら2か月くらいでしょうか。工事中の騒音についても気にされる方が多いですが、貼り替えのみなら多少ドタバタする程度で済みます。壁を壊したり、コンクリートにビス(先のとがったネジ)を打ったりするのは、工事中らしい騒音が出てしまいます。もちろん、工事前のご近所への挨拶などは対応させていただきます。

ところで、これからリフォームを考えている方は、写真を集めるのもおすすめです。雑誌に載っているものや、インターネット上の画像など、「こういう感じにしたい」とか「こういう雰囲気が好き」というものを集めてみてください。自分の好みがはっきりしてきたり、家全体の雰囲気を統一できたりするのではないでしょうか。

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