屋根のリフォームは何年ごと? 次はいつ?

ASTRIDE リフォーム

屋根をきれいに

住宅の寿命は、木造で30年~60年、鉄骨が40~70年、鉄筋コンクリートは60~100年ほどと言われています。人間の寿命より少し短いですが、大人になってから買った家には一生住めるという計算になるでしょうか。

その間に、水回りや壁紙、屋根・外壁などのリフォームをされる方が多いですが、今回は屋根のお話です。

ご自宅の屋根はどんな屋根ですか? 日々その下で生活していても、屋根全体を眺める機会は少ないかもしれませんね。どんな屋根?って、赤い屋根? 三角の屋根? …今回は素材に注目して、特徴・メンテナンス時期をまとめてみました。9割以上の方が、下の4種類のうちのどれかに当てはまると思いますよ!

 

●粘土瓦(日本瓦)
昔に比べると新築の屋根に瓦が載ることは少なくなりましたが、純和風の家にはやはり瓦がピッタリ。お寺や神社、お城の屋根も瓦ですね。瓦そのものの寿命は50~100年と、とても長持ちします。ただ、瓦がずれたり、浮いたりすると隙間から雨水が入ります。大きな台風の後、あるいは5~10年ごとに点検し、必要があれば修理するというスタイルがおすすめです。陶器の瓦は塗装の必要はありません。

●ガルバリウム鋼板
一時期テレビのリフォーム番組でもよく耳にしました。金属屋根の一種で、鉄+アルミ&亜鉛などのめっきです。一番の特長は軽いことです。金属が軽いの?と思われるかもしれませんが、厚みが1mmあるかないかなので、薄い分軽くなります。お手入れとしては、10~15年ごとの塗り直しが必要になります。塗装によって表面が保護され、鉄の部分を錆から守ります。定期的に塗り直しを行った場合の耐用年数は30年~40年程度です。塩害に弱いというデメリットがありますが、山科では大丈夫そうですね。

●スレート(化粧スレート、カラーベスト、コロニアル)
スレート屋根と言うと、ほとんどの場合天然のスレート(石)ではなく化粧スレートを指します。カラーベストやコロニアルもほぼ同じ意味です。厚みは約5㎜と瓦の半分ほどで、その分軽くなります。セメントと繊維が主原料で、表面は塗装仕上げです。この塗装がはげると水が染み込むので、7~10年に一度塗り直しが必要になります。耐用年数は製造された年代によりますが、15年~35年程度です。

●アスファルトシングル
短く「シングル」とも呼ばれます。ガラスファイバーなどの繊維をアスファルトでコーティングし、表面を砂粒で着色してあります。シート状のため、今回取り上げた屋根材の中で最も軽量です。防水性に優れており、ひび割れの心配もありません。ただ、劣化すると表面の砂粒が取れてしまい、雨どいにたまったり、庭に落ちてきたりします。塗り替え頻度は10~15年に一回、耐用年数は15年~30年です。

 

屋根のお手入れ時期がおわかりいただけたでしょうか。前回のリフォームから数えて上記の年数が経っていた方は、下のボタンから点検をご依頼ください。

最後に! この記事を読んでくださった方はご自宅の屋根が気になっていると思いますが、危険ですので屋根に登るのはやめてくださいね。二階の窓から一階の屋根に出るのもダメです。見た目以上に傾斜が急ですし、表面は大丈夫でも体重をかけた瞬間に踏み抜いてしまうかもしれません!

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